ニュースレター 2021年7月

そうだ!ニーダーエスターライヒ州へ行こう!

日頃の感謝を込めまして毎月ウィーンからの情報をお届けします。どうぞご意見・ご感想をお寄せください。さて、今回は、規制緩和後久しぶりに、私自身プライベートですが、ニーダーエスターライヒ州へ1泊2日で行ってきました。こういった旅もいいかと思い、ご紹介させていただきます。皆様の今後のプラン作成の参考になれば幸いです。

 ウィーンから北西の位置にあり、白ワイン(グリューナー・ヴェルトリーナ―とリースリング)の最高の産地となるヴァッハウ、クレムスタル、カンプタルの三大産地の麓にある、ランゲンロイスへ行ってきました。車で約1時間。移動はかなりスムーズです。電車を利用した場合だと乗り換えがあり、ややこしいので、専用車かレンタカーを借りて移動することをおススメします。今回の最大の目的はもちろん、ワイン試飲。まずは、ホテルにチェックイン。今回は、急に決めたので、中心部では探せず、(しかもコロナ禍の規制のため、まだホテル側も部屋を満室にできない)ランゲンロイスの端にあるハインドルフ城ホテルに宿泊することになりました。チェックインの際には、3G規則に則り、証明書をチェックされます。外観は、日本人なら「おっ!」と思うような素敵なお城風。ですが、お部屋はけっこう質素。朝食ルームは、これから狩りに出かけるために作られたような雰囲気のある木で装飾された伝統的なサロンでした。

その後、ワイン試飲の前に軽く食事をすることになり、こちらも有名なワイナリーBründlmayer(ブリュンドルマイヤー)のレストランへ。入店する際には、3Gチェックを受けました。どこでもチェックが入ります。この高級感漂うレストランは、やはり少しお高め。ここでワインを飲むかどうか迷いましたが、大本命のワイナリーまでお預け。

お腹も満たし、大本命のワイナリーNastl「ナストュル」へ。こちらのワイナリーは創業1656年の老舗で、ブドウの収穫は、今でも手作業、また土の事を考えて、農薬「ラウンドアップ」の名前で有名なグリホサードの使用は、一切なし。このランゲンロイス村はヴァッハウワインに匹敵し、カンプ川が流れるカンプタール(カンプ渓谷)に囲まれており、気候、土地に恵まれ傑出したワインの名産地となります。

まずは、ワインセラーの見学。案内人は、後継ぎとなる息子さん。丁寧にワイン醸造の説明をしてくださいました。セラー内は、もちろんマスク着用義務があります。昔のワインも置いてあり、中々興味深かったです。その後ワイン試飲。グリューナー・ヴェルトリーナ―だけでも4-5種類試飲させていただきました。あとは、スパークリングワインとリースリング。試飲は、飲みたいワインを選ぶことができます。白ワイン好きの私にとっては、至福のひと時でした!赤ワインまで行きつく前に、今回の旅のメンバーは満足してしまいました(笑)それぞれワインを購入し、ホテルへ戻り、ホテルのレストランにて、宴続行。その当時は、夜10時までレストランの営業が可能だったので、追い出されるまで居座りました。ちなみに7月1日以降は、3G規則の元、マスク着用義務なし、営業時間の規制もなくなります。(3G必要ない室内では、そのままマスク着用義務が続行されます。)

朝起きると雨が降っていましたが、チェックアウトの頃には、雨も上がり、ウィーンへ戻る道すがら、観光しながら戻ることにしました。最初の場所はランゲンロイスから車で10分ぐらいの所にあるグラ―フェンエッグ城へ。今から約700年前にこの地にウルリッヒ・フォン・グラ―フェンエッグ伯爵が居住したのを始まりに、たくさんの所有者を経て、今のお城の形で残り、夏には大きな音楽祭を開催するまでとなりました。事前に申し込みをすれば、お城内部の見学(有料)もできます。今回は、ゆったりとお庭を散策し、城内にある野外劇場もチラ見して、カフェレストランでコーヒータイム。ここでも3Gチェック。素敵な所なので、是非立ち寄ってください。また夏の音楽祭もお勧めです!

旅の締めくくりは、ウィーン近郊のクロースターノイブルグ。ホイリゲRedinger(レーディンガー)でランチ。楽しかった旅に乾杯し、それぞれオーストリア料理を堪能。クロースターノイブルグには、メルク修道院に匹敵する修道院があります。この修道院は、見学ツアーもありますし、ワインも製造していますので、興味のある方はここのワイン試飲もお試しあれ。ご覧の通り、ニーダーエスターライヒ州には、ヴァッハウ渓谷だけではなく、たくさんご紹介したい場所があります。ご興味のある方は、お問い合わせください。皆様のご希望や企画に合わせたツアーのご提案をさせていただきます。

最後に、オーストリアでは7月1日以降、かなりの規制緩和が始まりますので、その情報をまとめてみました。ご参考になれば幸いです。

基本規則:

•             3G-規則は、続行。

•             営業時間の規制はなし。

•             ソーシャルディスタンスの規制なし。

•             店舗の人数制限なし。

マスク着用義務の規制緩和:

•             室内や公共交通の乗車の際は、マスク着用義務あり。ただし、FFP2マスクである必要はなし。(マスクの種類は何でもよし!)

飲食店 & 宿泊施設:

•             3G規則の元、マスク着用義務なし。(お客様の場合)

•             7月22日より登録手続きの必要なし。

ナイトクラブやディスコ等 :

•             7月1日より営業再開。3G規則必須。

イベント:

•             100名以上のイベントは、3G規則と登録手続き必須。

•    500 名以上のイベントは、申請必須、3G規則と登録手続き必須。

ウィーンからは以上です。

2021年6月30日

ユーロスコープ 香山 あずさ

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